◆新春企画~日本人なら誰でも持ってる、可能性♪~

◆新春企画~日本人なら誰でも持ってる、可能性♪~ 2011年、日本を襲った東日本大震災。 多くの外国人が、こんな日本人の姿に驚きました。 被災を「現実」として静かに受け止め、パニックになったりしない。 周りの人たちと助け合い、冷静に、秩序正しく行動…

◆新春企画「大化の改新」から、この国の“政治”の黎明を考える

◆新春企画「大化の改新」から、この国の“政治”の黎明を考える 画像はこちらからお借りしました。あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。さてみなさん、昨年はどんな年でしたか?ロンドンオリンピックや東京スカイツリーの開業など、…

なぜ仏教がインドで根付かなかったのか?4~カーストに繋がる身分制度の形成~

なぜ仏教がインドで根付かなかったのか?4~カーストに繋がる身分制度の形成~ リンクよりお借りしました~ 前回の記事では、インドへのアーリヤ人の進入と先住民との融合、そして農耕社会への移行について書きました。 農耕社会を成立させてきたインドでは…

新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」~2章 世界の蛇信仰を探る~

新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」~2章 世界の蛇信仰を探る~ 1章では、日本の蛇進行について書かれていましたね 日本の文化には多くの蛇が象徴化されそれを信仰するよう展開していました。 象徴化したものを信仰していたのは、蛇に対する「強烈な畏敬と物凄…

◆新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」 ~1章 日本の蛇信仰を探る

◆新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」 ~1章 日本の蛇信仰を探る みなさん、新年あけましておめでとうございます おせち料理を食べたり、こたつに入ってみかんを食べたり、初詣に行ったり、親戚や友達に会ったり。お正月ってほんといいですよね。さて今年は、『…

新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」~3章 原始日本蛇信仰もうひとつの可能性~

新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」~3章 原始日本蛇信仰もうひとつの可能性~ 今回の記事は、新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」の最終章になります ◆新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」 ~1章 日本の蛇信仰を探る◆新春企画「象徴の蛇・隠喩の蛇」~2章 世界の蛇信…

なぜ仏教がインドで根付かなかったのか?5~古代インドの社会構造

なぜ仏教がインドで根付かなかったのか?5~古代インドの社会構造 写真はこちらからお借りしました前回は、「身分制度・ヴァルナの形成」をお届けしました。 今回は、仏教が生まれた時代はどのような社会だったのかを見ていきたいと思います。 仏教が生まれ…

アンデス・マヤ2大文明の“伝え”8~アンデスは事実認識に基づく超集団統合を実現していた

アンデス・マヤ2大文明の“伝え”8~アンデスは事実認識に基づく超集団統合を実現していた アンデス・ティワナク遺跡 太陽の門みなさんこんにちは、前回はマヤ文明の時間の概念について追求してきました。天体の動きやそのリズムをさえも対象化し、宇宙全体を…

マヤ・アンデス2大文明の伝え(最終回)~人類史の普遍構造は未来へ繋ぐ

へ繋ぐ このシリーズもいよいよ最終回になります。アンデス、マヤは近年注目され、マチュピチュや古代マヤ遺跡の壮厳な遺跡に多くの人々が関心を示しています。これはそれらの遺跡や歴史が現代文明から見て理解が及ばないという点で曳き付けられているだけで…

シリーズ「なぜ、仏教がインドで根付かなかったのか?8(最終回)~統合様式と宗教の関係

シリーズ「なぜ、仏教がインドで根付かなかったのか?8(最終回)~統合様式と宗教の関係 ブッダガヤの画像は、ここからお借りしました。 こんにちは。静かなマイブームのインドですが、この「なぜ、仏教がインドで根付かなかったのか?」シリーズでは、イ…

弥生時代再考(5)徐福がつくった日本支配の地下水

弥生時代再考(5)徐福がつくった日本支配の地下水これまで弥生再考シリーズでは、銅鐸、古墳、出雲など徹底解明してきましたが、何故かスッキリしない部分が残っていました。それは、主人公が見えなかったからだと気付きました。 誰が弥生時代の社会を動か…

弥生時代再考(4) 出雲とは縄文である!!

弥生時代再考(4) 出雲とは縄文である!! 出雲は渡来人と縄文人の合流地(画像はこちらから)出雲地域は渡来人が入り込む前は、寒冷化に伴い東北から南下してきた縄文人が相当量住んでいました。今も出雲地方にのみ東北弁が残っているのもそのためなのです…

弥生時代再考(3) 古墳の謎を一挙解明

弥生時代再考(3) 古墳の謎を一挙解明 古墳には謎がたくさんあります。“巨大”であること、数の多さ、カタチの統一、ヤマトの立地、突然造られなくなることなどです。前回の記事、渡来人が成した金属信仰~青銅に神が宿るを受けて、古墳の謎の解明にチャレ…

弥生時代再考(2)渡来人が成した金属信仰~青銅に神が宿る

弥生時代再考(2)渡来人が成した金属信仰~青銅に神が宿る 弥生時代は稲作農耕の始まりでもあり、金属器の始まりでもありました。そこで今回はこの「金属器」に焦点を当てて弥生時代から古墳時代への変遷を追っていきたいと思います。 ここでいう金属器と…

弥生時代再考(1)~水田稲作が始まって戦争が起きたのではなく、武力支配の後、耕地が拡大した。

弥生時代再考(1)~水田稲作が始まって戦争が起きたのではなく、武力支配の後、耕地が拡大した。 弥生時代再考~プロローグから2ヶ月が経過しましたが、いよいよシリーズを再開したいと思います。第1回は渡来人はどのように縄文人集落に食い込んで言った…

弥生時代再考~プロローグ

弥生時代再考~プロローグ みなさん、こんばんわ。 311の震災から1年半が経過しました。福島では現在も放射能が漏れ続け、あるいは放射能を浴びた土や建材の処分地も決まらないまま除染が進まず、震災復興は阪神大震災の時に比べ、遅々として進みません…

弥生時代再考エピローグ~日本人の本源性は女によって残された~

弥生時代再考エピローグ~日本人の本源性は女によって残された~ このシリーズでは6回にわたってテーマ追求をしてきましたが、今回が最後になります。そこで改めて弥生時代とは(日本にとって)何か?の答えに迫ってみたいと思います。 縄文のビーナス プロ…

伽耶を知れば古代日本が見える(1)~古事記、日本書紀がついた嘘とは~

伽耶を知れば古代日本が見える(1)~古事記、日本書紀がついた嘘とは~ 前回のプロローグから随分あいてしまいましたが、「伽耶を知れば古代日本が見える」シリーズを再開したいと思います。 プロローグにおいて、記紀の様々な嘘が挙げられていますが、こ…

東にあった「もう一つの日本」~1.縄文晩期の関東は空白地だった?

東にあった「もう一つの日本」~1.縄文晩期の関東は空白地だった? シリーズ『東にあった「もう一つの日本」』、第一回は、旧石器時代~縄文時代までの関東(関東平野)を中心に見ていきます。 (関東平野とは) 関東平野の特筆すべき特徴的は、そのとびぬ…

伽耶を知れば古代日本が見える(2)~『伽耶』とは最後まで抵抗した倭人諸国

伽耶を知れば古代日本が見える(2)~『伽耶』とは最後まで抵抗した倭人諸国 みなさんこんにちは。シリーズ【伽耶を知れば古代日本が見える】は第3回目となりました。 前回は「古事記、日本書紀がついた嘘とは」を扱いました。私達が学校の歴史で学んだ事と…

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」 プロローグ

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」 プロローグ 「和尚の大和路」葛城山より引用 大変、長らくお持たせしましたが、今回から新シリーズを立ち上げます そのシリーズ名は「大和政権の源流と葛城ネットワーク」です。 大和政権の成立は、古代史の大きな謎 …

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」~2.徐福と縄文の出会い

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」~2.徐福と縄文の出会い 写真はこちらからお借りしました。 「大和政権の源流と葛城ネットワーク」 1回目の今回は、古代豪族形成の起源となる「徐福集団」とはどのような集団だったのか、そして日本列島に住みついた…

伽耶を知れば古代日本が見える(3)~伽耶とはインド商人が介入した東アジア最古の武器商人国家~ 前回の記事(リンク)は、当時強大な力を誇っていた韓に最後まで侵略される事なく、朝鮮半島南端に在り続けた『倭』と呼ばれた地域のお話でした。その地は後…

東にあった「もう一つの日本」~2.弥生時代の関東は縄文だった

東にあった「もう一つの日本」~2.弥生時代の関東は縄文だった 前回の記事『縄文晩期の関東は空白地だった?』でも書きましたが、関東では、縄文後期から弥生初期にかけての寒冷化の影響で、大きな人口低下が起こったと言われています。縄文時代の関東は、…

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」~3:古代豪族はネットワークで結ばれていた1

「大和政権の源流と葛城ネットワーク」~3:古代豪族はネットワークで結ばれていた1 みなさん、こんにちは。「大和政権の源流と葛城ネットワーク」の3回目。 今回は古代豪族のネットワークについて、2回に分けて考えてみたいと思います。 大陸より伝わっ…

伽耶を知れば古代日本が見える 4~北方の本源集団 高句麗と、その末裔による民衆のための優れた統治(中国清王朝、江戸幕府)

伽耶を知れば古代日本が見える 4~北方の本源集団 高句麗と、その末裔による民衆のための優れた統治(中国清王朝、江戸幕府) 伽耶を追求し、日本の古代史を明らかにするシリーズ。今回は、伽耶を含む南の3国に脅威であり続けた北方の大国「高句麗」を扱い…

東にあった「もう一つの日本」~3.高句麗の残影に怯えた朝廷(大和朝廷と関東日本国の関係)

東にあった「もう一つの日本」~3.高句麗の残影に怯えた朝廷(大和朝廷と関東日本国の関係) 前回の2つの記事では縄文から弥生時代にかけての関東地方を見てきました。 今回は、大和朝廷の時代へと先に進めます。 東にあったもう一つの日本の存在をこのシ…

伽耶を知れば古代日本が見える5~~いざ、大和へ~大和朝廷は伽耶人が作った高句麗対抗国家

伽耶を知れば古代日本が見える5~~いざ、大和へ~大和朝廷は伽耶人が作った高句麗対抗国家 第3回で伽耶の特徴として武器商人国家である事をあきらかにしてきました。1世紀から登場する金官伽耶がそれをリードしていきます。 金官伽耶はその歴史の過半は半…

伽耶を知れば古代日本が見える6~日本建国は百済系―伽耶系の権力闘争の果てにあった

伽耶を知れば古代日本が見える6~日本建国は百済系―伽耶系の権力闘争の果てにあった 日本建国は諸説ありますが、明らかに大陸の記録に日本が登場するのは百済滅亡後の670年代です。この日本建国直前には様々な渡来人の思惑がありました。 前回の記事では大…

東にあった「もうひとつの日本」~4.防人歌に込めた東国の魂~

東にあった「もうひとつの日本」~4.防人歌に込めた東国の魂~ みなさんこんばんは。今日はまず風流な和歌からお楽しみ下さい。————————————————————— 防人(さきもり)に、行(ゆ)くは誰(た)が背(せ)と、問(と)ふ人を、見るが羨(とも)しさ、物(もの)思(も)ひ…