1:日本人のルーツ    

1:日本人のルーツ    平成29年2月22日 日本人のルーツが核DNAからほぼ解明された。アイヌ、沖縄 の混血種族は少数ゆえ淘汰で ご時世深く追求せず、縄文、弥生人、日本人はグローバル化で純潔日本人がいなくなった。数千年後?南北アメリカ、オーストラリアの原住民を思うと数百年後もあり得るのでは?

2:縄文人弥生人 縄文人

一般的に日本人のルーツは縄文人弥生人によって出来上がったとされています。縄文人とは今から約1億6000年から約3000年前までの約1億3000年という気の遠くなる長い年月を生き抜いて、北海道から沖縄まで日本全土に定住して縄文文化を各地に残し、狩猟や採集を中心とした縄文時代を築きあげて来た。いずれにしても旧石器時代後の新石器時代縄文文化を築きながら生き抜いてきた私たち日本人のルーツとして重要な時代であった事は間違いないようだ 弥生人 一方、弥生人と呼ばれる人々は、弥生時代つまり今から約3000年以降に大陸から日本列島に渡来し在来の縄文人と交わりながら弥生時代を築きあげて来た人々を差します。つまり弥生人には、縄文人弥生文化という新たな文化を受け入れた人々(縄文系弥生人)と純粋に大陸から渡来してきて新文化を形成した弥生人(大陸系または渡来系弥生人)、そして、その両者が交わり混血となって生まれて来た人々とその子孫(混血系弥生人)とに分けられるというのです。要するに、現在の日本人はおおよそ縄文人弥生人の混血で出来上がったものと思われ、彫りの深い顔立ちの縄文系や”テルマエロマエ”でそう呼ばれてように”平たい顔族”の弥生系、またはストレートな髪の人、くせ毛の人など中国人や韓国人と比べても多少違う顔立ちの人が目立つようです。 

あなたは縄文系?それとも弥生系?

ちなみに僕は南方系日本人?ったぶん”ブチャイク、平たい顔族”の代表みたいだからでしょうか?

上記表をご覧になるとおおよそどちら系の血が濃いのかわかるようです。但し、混血には違いがありませんからどちらの特徴もほとんどの人が持っているものと推測されますが。私を例に挙げるとすると、背が低く青年期はやせ形、髪の毛はくせ毛、ウィンクはでき、耳垢は湿っています。

そして、血液型はA型であることから縄文系の様ですが、残念ながら顔は前述の通りで平たく鼻も高くありませんね。

全体の2割程度は縄文系の様ですが他は弥生系の血を引いたようです。ざっくりですが、興味のある方はそれぞれに照らし合わせてみたら面白いかもしれませんね。 ・核DNAとミトコンドリアDNAの違い

核DNAとミトコンドリアDNAの違い、さて、一昨年NHK、「サイエンスZERO」で日本人のルーツを探る上でとても興味深い話をしていました。 なんと、核DNAを解析する事で縄文人の謎を解き明かすことが出来たというのです。これは正にビッグニュースなのだといいます。考古学=発掘=遺物照合=年代推測~~~が推測方法? 番組にそってその謎に迫ってみたいと思います。 これまでも、縄文人のDNAは解析されてきたのですが、それはDNAのほんの一部でしか無かったようです。 Y染色体と石器や土器の研究から、バイカル湖付近から数万年前に渡ってきた人々が日本人の祖先。その後、米とともに長江流域から渡ってきた人々との混血。 一般的にDNAと言うと、核の中にあるDNAを指しますが今まで分析されてきたのは、ミトコンドリアという機関の中にあるDNAでした。ミトコンドリアDNAは一つの細胞の中に数百から数千もあるといわれており、沢山あるからこそ残りやすく分析もしやすいと言われているのです。しかし、ここに大きな問題がありミトコンドリアDNAの塩基の数は約1万6000個とサイズが非常に小さかったことです。

 

それに対し、核DNAの塩基は約30億個と非常に多くの情報量を有しておりそのDNAの解析が出来れば、その謎に迫ることが出来るのですが核は細胞の中にたった一つしかなく残りにくくて解析も非常難しかったようです。 ところが、2014年国立遺伝学研究所のチームリーダーである斎藤成也教授を中心として貴重な縄文人の骨を利用する事で今までのミトコンドリアDNAだけでなく核DNAの分析に成功する事が出来たというのです。 核DNAの採取に成功生命の設計図、DNAはあらゆる核の中に存在していますが、DNAを構成するのは延々と並ぶ4種類の物質で、塩基と呼ばれています。塩基はA,T,G,Cであらわされ、生きている人からは唾液などから容易に採取することが出来るのですが、古代人の場合には残された骨からDNAを採取するしかありませんでした。 ところがその骨の多くは、分解がすすんでいてDNAがほとんど残っていない為に分析できる可能性はほぼ不可能だと考えられて来たのです。 そこで、斎藤教授は縄文人の核DNAの解析をするために、ある作戦を立てたのです。それは、全国各地に残っている縄文遺跡の内で骨が多く残っている遺跡の内で、DNAが分解されずに残っているだろう寒冷地の遺跡に狙いを定めたわけです。 そこで選ばれたのが、福島県の三貫地貝塚に目を付けました。1950年代に発掘された、三貫地貝塚は今からおよそ3000年前の遺跡であり人骨の出土数は国内最大規模を誇り、これまでに100体以上も見つかっているのです。 研究チームの一人で人骨の管理をしてきた東京大学総合研究博物館の諏訪 元教授は、どうすれば人骨から効率よく核DNAを採取する事が出来るかと斎藤教授と話し合いを進めたきた結果として、歯の内部からDNAを採取することを思いつきました。歯の内部は、顎の骨により覆われているために外気にあたる事が無く核DNAの残っている割合が極めて高かった事から、歯の歯根部(根本)を切断して中を採取することを相談のうえ提供をしたのです。

引用:NHK”サイエンスZERO” 以下の画像も同様に引用いたしました。そこで、艶があり保存状態の良い奥歯に狙いを定めて男女2体の核DNAを採取することに成功したのでした。ところが、その後の作業も困難の連続でした。 作業を担当したのは、国立博物館の神澤秀明研究員でしたが、日本では古代人のゲノム分析をやった前例がなかったことから、歯の内側を削り取ってその中から核DNAの採取を試みたのです。 しかし、調べてみると本来数百万から数千万繋がっている塩基が百以下までバラバラになっていたのです。

 

その上、抽出した97パーセントまでがバクテリアなどの別なものだったのですが、それでも残り3パーセントの中から縄文人の核DNAを読み解くことに成功したのです。 解明された核DNAの凄さとはこれまでミトコンドリアDNAから古代人を研究してきた専門家の国立科学博物館人類研究部長の篠田謙一さんは、核DNAから塩基を読み解く方法がこれまでのミトコンドリアDNAから読み解く方法とはまるで変わったことなど革新的な進歩であることを話されていました。「技術革新により、大量のDNAを読み解くことが出来るようになったことが大きく、縄文人の解析にも大いに役立つことができました。」

これは、核DNAから読み解いた塩基の極一なのですが、実際には一億以上もあるのだそうだが、縄文人の塩基は30~50個くらいにブツブツと切れておりどうしてもこのように隙間が出来てしまう様なのです。

さらにこの核DNAの塩基配列には、量だけではなくミトコンドリアDNAと比較して親から子にどの様に受け継がれていくのかに注目すべき点があったのです。