始原の言語・日本語の可能性~(3)2重母音が作り出すやわらぎの意識

始原の言語・日本語の可能性~(3)2重母音が作り出すやわらぎの意識 日本語は母音言語が特徴的ですが、母音といえばアイウエオ、さらにそれを特化した2重母音といいう子音があります。ヤ行とワ行です。この2重母音の行は他の子音群にはない特徴を示してい…

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~第3回:神仏と共に生きた時代

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~第3回:神仏と共に生きた時代 <宇佐神宮 リンクより引用> 今回「日本人は何を信じるのか?」シリーズの第3回目の記事ですが、若干の軌道修正を行います。この間、日本人は宗教心のない特殊な民族であるという…

シリーズ「日本人はなにを信じるのか」~4.儒教の影響

シリーズ「日本人はなにを信じるのか」~4.儒教の影響 株式会社ココシスさんよりお借りしました 日本人の信仰心の背景に迫る、シリーズ「日本人は何を信じるのか」 今回は、前回紹介した信心深い平安の頃までの日本人が、武家社会となった中世になってどの…

シリーズ「日本人はなにを信じるのか」~4.儒教の影響

シリーズ「日本人はなにを信じるのか」~4.儒教の影響 株式会社ココシスさんよりお借りしました 日本人の信仰心の背景に迫る、シリーズ「日本人は何を信じるのか」 今回は、前回紹介した信心深い平安の頃までの日本人が、武家社会となった中世になってどの…

始原の言語・日本語の可能性~(4)

始原の言語・日本語の可能性~(4) 実体(対象)と発音体感の一致 ラ行(R)は哲学の響き/ナ行(N)は抱擁の感覚/ハ行(H)は熱さをあらわす 日本語は、実体(対象)と発音が一致した美しい言語。その音を発する時の口腔内感覚→発音体感が、それが指し示す対象…

始原の言語・日本語の可能性~(5) 母音が作り出す感性

始原の言語・日本語の可能性~(5) 母音が作り出す感性 日本語は、実体(対象)と発音が一致した美しい言語。その音を発する時の口腔内感覚→発音体感が、それが指し示す対象(実態)の様子と密接に関わっている。 前回までK、S、T、、、子音の発音体感に…

始原の言語・日本語の可能性~(5) 母音が作り出す感性

日本語は、実体(対象)と発音が一致した美しい言語。その音を発する時の口腔内感覚→発音体感が、それが指し示す対象(実態)の様子と密接に関わっている。これまで、子音の発音体感について3回にわたり、そして前回は、母音(アイウエオ)の発音体感の分析…

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~5.近世における宗教観

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~5.近世における宗教観 写真はこちらからお借りしました。 前回は、儒教が武家社会や豪商・豪農クラスに、さらに庶民へと拡がり始めたことにより、来世や死後の世界よりも現世こそが人々の最大関心事になっていった歴…

次代の可能性をイスラムに学ぶ-7.~変わらないという強み、変わらないという弱み~

次代の可能性をイスラムに学ぶ-7.~変わらないという強み、変わらないという弱み~ 1.共通の「神」を創れば皆兄弟 先日、テレビで次のような光景を見ました。アフリカ人が、出稼ぎかなにかで色々な国から集まってきていました。それぞれが文化も宗教も…

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~6.葬式仏教とは

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~6.葬式仏教とは みなさんこんにちは。 日本人は何を信じるのかシリーズ。 6回目の今回は「葬儀」と宗教について考えてみたいと思います。 死は、誰もが必ず迎えるものです。 死者を弔い、故人を偲ぶ儀式として、世界…

始原の言語・日本語の可能性(7)~相手と融合する母音語と境界線を作る子音語~

始原の言語・日本語の可能性(7)~相手と融合する母音語と境界線を作る子音語~ 始原の言語・日本語の可能性シリーズ第7弾です☆シリーズ5・6では、母音の発音体感について展開されました。始原の言語・日本語の可能性~(5)母音が作り出す感性始原の言語・日…

始原の言語・日本語の可能性~(8)~自然と同化する母音語人~

始原の言語・日本語の可能性~(8)~自然と同化する母音語人~ 始原の言語・日本語の可能性シリーズ第8弾です 今回は、日本語が自然と対話する言語だとする記事を、お馴染み、黒川伊保子さんの著書『日本語はなぜ美しいのか』から紹介したいと思います。 …

縄文考“ヤマト”とは何か?本編④~“ヤマト”は縄文由来の言葉~

縄文考“ヤマト”とは何か?本編④~“ヤマト”は縄文由来の言葉~ こんにちは。ヤマト解明シリーズ、2ヶ月ぶりの記事になります。前回の記事でかかれた最後のまとめの部分からつなげていきます。 縄文人に同化して『ヤマト』を考えてみると、人と人の繋がりだけ…

「次代の可能性をイスラムに学ぶ」~総集編

「次代の可能性をイスラムに学ぶ」~総集編 皆さん、こんにちは。5月から始まった「次代の可能性をイスラムに学ぶ」シリーズもいよいよ最終回です。シリーズの「総集編」として、これまでの記事を振り返ってみます。※タイトルは元記事へのリンクになっていま…

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~7.神話から出発した日本の近代

シリーズ「日本人は何を信じるのか」~7.神話から出発した日本の近代 ここからお借りしました この間で、江戸時代までの日本人の宗教観を見て来ましたが、気付き満載でしたね!! さて、今回は近代化に向かった明治維新を見て行きますね。 さて、皆さんは、…

始原の言語・日本語の可能性(9)~環境は言語を作り、言語は人を作る~

始原の言語・日本語の可能性(9)~環境は言語を作り、言語は人を作る~ 始原の言語・日本人の可能性シリーズ第9弾です☆シリーズ7では『相手と融合する母音語と境界線を作る子音語』が展開されました。 本日は『環境は言語を作り、言語は人を作る』です。 私…

縄文考“ヤマト”とは何か?本編⑤~アヤで解く“ヤマト”~

縄文考“ヤマト”とは何か?本編⑤~アヤで解く“ヤマト”~ 縄文考“ヤマト”とは何か?本編③~“ヤマト”を日本語で探る~では、“ヤマト”が2音で構成されている考え“ヤマとト” “ヤとマト”の意味を考えてきました。そして、言葉のアヤ(綾)からはどちらも“縄文人体…

ねぶた囃しに、遠く異族の血が騒ぐ

ねぶた囃しに、遠く異族の血が騒ぐ こんにちわちわわです。 今後我がチームは東北シリーズに取り組んでいこうと考えています。これから始まるシリーズに先駆けて、この休み中は、東北名物「ねぶた祭り」にスポットを当ててみたいと思います。ネブタの初見は…

日本の源流を東北にみる~プロローグ

日本の源流を東北にみる~プロローグ 東北は先述したように日本人の精神的原点である1万年に渡る縄文資質を最も色濃く残せてきた地域です。私達の中にもその資質は当然組み込まれているのですが、市場化、欧米化によって失われつつある日本人の資質を今一度…

夏休み企画 『お盆ってなに?』

夏休み企画 『お盆ってなに?』 (画像はこちらより引用させていただきました。)みなさん、こんにちは 夏もそろそろ終盤を迎えていく時期ですが、まだまだ暑い 日は続きそうですね さて、社会人の方ですと夏期休暇が終わってバリバリ 働きはじめている方も…

縄文考“ヤマト”とは何か?本編6.漢字表記“大和”を探る

縄文考“ヤマト”とは何か?本編6.漢字表記“大和”を探る firstoilさんの「縄文考“ヤマト”とは何か?」シリーズもいよいよ最後になります。-序-1.中心軸の設定2.なぜ“ヤマのフモト”なのか?3.“ヤマト”を日本語で探る4.アヤで解く“ヤマト”5.“ヤマ…

日本の源流を東北にみる(1)~火山がもたらした東北の縄文

日本の源流を東北にみる(1)~火山がもたらした東北の縄文 みなさんこんにちわ。いよいよ新シリーズが始まります。 初回は縄文を彩った東北の概観把握ということでその土地と置かれている自然環境、自然外圧について見ていきたいと思います。東北地方は6県…

始原の言語・日本語の可能性(10)~早期英語教育は危険!?~

始原の言語・日本語の可能性(10)~早期英語教育は危険!?~ 始原の言語・日本人の可能性シリーズ第10弾です 近年、日本では小学校でも英語が必須になったりと、早期英語教育が重要視されてきています。更に、もっと小さいうちから、英語を学べる施設も多く存在…

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~8.明治以降の天皇の正当化と庶民の信仰

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~8.明治以降の天皇の正当化と庶民の信仰 天照大神と淫祀とされた民間信仰 こんにちは!「日本人はなぜ無宗教なのか?」【阿満利麿著】より、ご紹介しながら、明治時代の庶民信仰の移ろいを見て行きたいと思いま…

医者は病気を絶対に治せ

医者は病気を絶対に治せ リンクから引用 以下は崎谷医師の書かれた文章の一部ですが、「なるほど」と思わせる部分がたくさんあります。皆さんはいかがお感じでしょうか? 2013.04.25 (ここから)な ぜ多くの人が病気に苦しんでいるのでしょうか? 世の中に…

始原の言語・日本語の可能性11~共認時代には日本語が相応しい~

始原の言語・日本語の可能性11~共認時代には日本語が相応しい~ みなさん、こんにちは。 第11回はこのシリーズを追求しながら、私たちが考えた事をまとめましたので、発表しておきたいと思います。なぜ日本語が始原の言語なのか?そして日本語の可能性…

始原の言語・日本語の可能性~むすび

始原の言語・日本語の可能性~むすび 「始原の言語・日本語の可能性」シリーズも今回で最終回になります。 全編 黒川伊保子氏の著書「日本語はなぜ美しいのか」~集英社新書 から紹介させていただきました。私たちは今回6名でこの著書を輪読し、特に心に響…

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~9.日本人の自然信仰と祖霊信仰の成り立ち

シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~9.日本人の自然信仰と祖霊信仰の成り立ち こちらからお借りしました~ 前回までは、日本人の信仰心について時代毎に分析してきました。 今回は、今現在まで脈々と受け継がれている、人類の起源にまで繋がる自然…

周りに安定をもたらせない女は女じゃない><!

周りに安定をもたらせない女は女じゃない><! 現代の女たちが、不安発で子どもたちをコントロールしようとしています。(「男の考えを知りたい」=「男を自分の好きなようにコントロールしたい」?) 本来(=自然の摂理から見れば)、女は生殖存在ゆえに…

日本の源流を東北に見る(8)~芸術とは自然の表現そのもの

日本の源流を東北に見る(8)~芸術とは自然の表現そのもの東北にはさまざまな伝統工芸が今でも息づいています。これらの伝統工芸の起源は、朝廷に奉納するために地元の産物を巧みな技術で芸術のレベルまで昇華させたものがほとんどです。傑出した作家が作…