2019-11-06から1日間の記事一覧

諏訪と縄文 ~なぜ諏訪が人々を惹きつけるのか

諏訪と縄文 ~なぜ諏訪が人々を惹きつけるのか 今年の夏に諏訪に行ってきました。たった2日の滞在でした。 出雲と並んでずっと一度は行きたいと思っていた縄文の聖地です。諏訪大社 秋宮参道から見た諏訪の山々(私が撮影しました) 戻ってきて何か書こうと…

諏訪と縄文第2話~出雲族とは何か?

諏訪と縄文第2話~出雲族とは何か? 第2回は諏訪を語る上で触れておきたい存在で出雲族の話である。出雲族と言えば出雲に集まっていた古代人と捉える向きがあるが、実際には中国の夏王朝の時代に黒竜江から日本列島に流れ着いた製鉄技術の民の一派、総称であ…

日本人は元来“陽気”な人々だった

日本人は元来“陽気”な人々だった 電車の中向かいに座っている人々の顔を見ると、みんな疲れている、なんだか心が暗そう。 逆に旅行客の西洋人は快活に話している。対照的。日本人は暗いのだろうか? 確かに、経済も社会も、会社も学校も決して楽しいとは言え…

織田信長の真実

織田信長の真実 旧来の秩序を壊し、戦国乱世を切り拓いた「破壊者」――。日本史上、最も有名な男と言っても過言ではない織田信長に対して、多くの人がそのような人物像を思い浮かべることでしょう。 しかし近年、そんな従来のイメージに囚われない、「新たな…

機は熟した。動きだせ、日本人!

機は熟した。動きだせ、日本人! 今、世界が胎動している~2017年は日本人がいよいよ動き出す時、機は熟したのではないかと思います。 一昨年の年始記事に「立ち上がれ日本人!」というテーマで書かれたものがあります。⇒リンク昨年はその頃を考えると大きな…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第1回

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第1回 歴史を学びたいという人が近年増えてきています。自らの生きている日本をもっと深く知りなおしたい、日本史を古来から学びなおしたい、先行きが不透明になる現在だからこそ沸き起こる未知への希求かもしれま…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第2回「海洋民としての縄文」

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第2回「海洋民としての縄文」 第2回は海洋民としての縄文を見ていきたいと思います。 縄文時代は日本海という温暖な海流が入り込んで大陸と切り離されたことによって始まります。降雨による豊かな水資源、それによ…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第3回 舶来志向と工夫思考

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第3回 舶来志向と工夫思考 縄文が現在の日本人まで貫通している~その事を最も象徴しているのが海外から流れてくる物資、技術、言葉をそのまま受け入れる舶来信仰と、受け入れた後すぐさま自らのものに変えてしまう…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第4回「自然を肯定視した民

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第4回「自然を肯定視した民」 桜が散るのを見て儚さを感じ、山に威厳を感じ、川や海には命を感じる。 文明が進み都市化が進んだ現在でも尚、地震や噴火、台風の度に文明の無力さを突きつけられる。 日本語、海洋民…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第5回「共同体社会としての日本」

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第5回「共同体社会としての日本」 縄文社会と現在の日本を繋いでいるのが集団形成のあり方だと思います。 現在の日本を見ると都市化、西洋式の個人主義がはびこり、最小単位は家庭になりいよいよ縄文的集団性は失わ…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第6回 「性は秘めるものではない、開くもの、皆で共有するものだった」

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~第6回 「性は秘めるものではない、開くもの、皆で共有するものだった」 最後、もう一つ縄文と現代を繋ぐキーワードがありました。それは性の話です。 性を中心とした女と男の期待応望関係は縄文由来で現在まで確実…

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~最終回 「戦争をしない技術」は縄文由来

日本史を学ぶなら「縄文」からがおススメ~最終回 「戦争をしない技術」は縄文由来 先週の実現塾で戦争の起源と歴史が扱われた。 戦争の起源は6000年前、地球規模の急激な寒冷化、乾燥化から中東で始まった。 遊牧民がオアシスの農民を襲って始まった戦争と…

人骨は多くを語る~沖縄の石垣島で2万7千年前の人骨が大量発見

人骨は多くを語る~沖縄の石垣島で2万7千年前の人骨が大量発見 5月20日にプレス発表されたこのニュース。考古学的にはかなり大きな発見だ。毎日新聞と琉球新報での記事全文を転載しますが、特に今回の発見での特筆すべき点を記事の中から抽出しておきたい。 …

シリーズ~教科書の日本史の嘘を検証する~

シリーズ~教科書の日本史の嘘を検証する~ 点数を取るだけの勉強は、子ども達の追求力を奪い暗記脳を作り出し、活力を奪い取っていく。学校教育の弊害はこの間、様々なところで言われていますが、もう一つの大きな問題点として「正しい歴史を伝えていない」…

「教科書の嘘を検証する」第1回~あまりに少ない縄文記述

「教科書の嘘を検証する」第1回~あまりに少ない縄文記述 今回より教科書嘘シリーズを始めます。最初は縄文時代。 参考とする教科書は「東京出版の中学歴史」です。 書き方としては、まずは教科書の記述を記載し、嘘、おかしな点にアンダーラインを引き、当…

「教科書の嘘を検証する」第2回~架空の存在聖徳太子が実在した。

「教科書の嘘を検証する」第2回~架空の存在聖徳太子が実在した。 2回目は聖徳太子についてです。 まずは、教科書「東京出版の中学歴史」の記述を見てみましょう。 おかしな点にはアンダーラインを付けています。 「聖徳太子の政治」 朝鮮半島では、6世紀に…

「教科書の嘘を検証する」第3回~大和朝廷とは渡来民の国家

「教科書の嘘を検証する」第3回~大和朝廷とは渡来民の国家 第3回は時代が前後しますが、大和朝廷の誕生から渡来人の流れを書かれた部分です。ここは日本史においても最も重要な所で、ここが正確に伝わらないと後の歴史が正しく読めないという弊害を生じま…